2010年06月02日

シグナルに従って売買してみよう

前回の記事では、12ヶ月移動平均の計算方法を紹介しました。

移動平均投資では、12ヶ月移動平均を計算したら、直近の月末価格と12ヶ月移動平均を比較します。

もし直近の月末価格が12ヶ月移動平均よりも大きければ、そのETF(投資信託)には買いシグナルが出たということになります。

逆に、直近の月末価格が12ヶ月移動平均よりも小さければ、そのETF(投資信託)には売りシグナルが出たということになります。

この売買シグナルを、全てのETFと投資信託について確認します。

そして、買いシグナルが出ているETFや投資信託を買います。


買いシグナルの出た投資信託を購入する

買いシグナルが出た投資信託を購入する方法を説明します。

投資信託を購入する場合には、購入する金額を指定する方法と、購入する口数を指定する方法の2種類の方法があります。金額を指定する方が簡単です。例えば、運用資産総額が100万円で買いシグナルが出た投資信託を配分比率10%だけ買いたい場合は、購入金額を10万円と指定して買えば良いのです。

口数を指定する方法では、投資信託の基準価格を調べ、「10万円÷基準価格×10,000」という計算をして購入口数を算出しなければなりません。

投資信託を購入するときは、金額指定をぶほうが簡単です。


ETFを購入する

買いシグナルが出たETFを購入する方法を説明します。

ETFを買う場合は、口数を指定する方法しかありません。そのため、例えば10万円分購入したい場合には、「10万円÷ETFの市場価格」という計算をして購入口数を計算しなければなりません。面倒臭いですが、投資信託よりもコストの低いETFを買うためです。頑張りましょう。

購入口数がきまったら、ETFの買い注文を入力します。ETFの銘柄コード、購入口数を入力するほか、注文方法の「成行」と「指値」を選ぶ必要があります。

ここでは「成行」を選ぶのが簡単な方法です。「成行」とは何か説明します。相場ではETFの値段は刻々と動いています。この刻々と動く相場の成り行きにまかせて買う値段を決めるのが「成行」です。

「指値」とは、刻々と動く相場の成り行きにまかせるのでなく、売り買いする値段を「●●円」と指定して売買する方法です。値段を指定するので「指値」というわけです。

ここで、成行注文と指値注文のメリット・デメリットを比較してみましょう。


成行注文の特徴

値段を指定しない注文方法。相場の成行に値段を決めてもらう。

メリット
・値段を指定しないので取引がほぼ確実に成立する。

デメリット
・不利な値段で取引が成立してしまう場合がある(特に売買が活発でない銘柄の場合)。


指値注文の特徴

値段を指定する注文方法。相場の成行でなく指定した値段での約定を目指す。

メリット
・値段を指定するので、不利な値段で取引が成立することがない

デメリット
・指定した値段で取引に応じてくれる人がいない場合、取引が成立しない。


以上のような違いがあります。ご理解いただけましたでしょうか?

12ヶ月移動平均投資は、数ヶ月、数年にわたって継続する上昇トレンドに乗り、数ヶ月、数年にわたって継続する下落トレンドを避けることが目的です。そのため、一日の中の微妙な値段の動きは重要ではありません。そこで成行注文で買ってしまうのが簡単で良いでしょう。


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2010年06月01日

「移動平均」を計算してみよう

証券会社を決め、移動平均投資で使う金融商品を決め、資産配分比率が決まったら、次にすることは、「12ヶ月移動平均」の計算です。

私のブログでは、ETFと投資信託の毎月価格と12ヶ月移動平均を、毎月アップデートしています。ぜひ毎月ご確認ください。

毎月更新中=>「移動平均月次売買シグナル」


以下では、自分で12ヶ月移動平均を計算する方法を紹介します。

12ヶ月移動平均を計算するには、投資信託とETFの過去12ヶ月の月末の価格が必要です。このデータはヤフー!ファイナンスから簡単に取得することができます。

(1)まず、ヤフー!ファイナンスにアクセスします。


(2)検索窓に、ETFの場合はティッカーを入力します。投資信託の場合は投資信託名称を入力します。

(3)「時系列」タグをクリックします。すると、日次ベースでの価格の推移が表示されます。

(4)期間を過去12ヶ月に指定し、「月次」を選択します。

(5)過去12ヶ月の月末の価格が表示されます。これで移動平均の計算に必要なデータを取得できました。

(6)過去12ヶ月の月末価格を元に移動平均を計算します。紙に価格を書き出して計算しても良いですし、エクセルに張り付けて計算しても良いでしょう。エクセルの方が一度計算用シートを作ってしまえば、後が簡単です。計算式は下のようになります。

 12ヶ月移動平均 = (過去12ヶ月の価格の合計)÷12

エクセルでは、セルA1からA12に過去12ヶ月の価格を入力した後、セルB12等に、

 =AVERAGE(A1:A12)

と入力すれば、簡単に12ヶ月の平均を計算することができます。



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「12ヶ月移動平均」を計算する方法

証券会社を決め、移動平均投資で使う金融商品を決め、資産配分比率が決まったら、次にすることは、「12ヶ月移動平均」の計算です。

私のブログでは、ETFと投資信託の毎月価格と12ヶ月移動平均を、毎月アップデートしています。ぜひ毎月ご確認ください。

毎月更新中=>「移動平均月次売買シグナル」


以下では、自分で12ヶ月移動平均を計算する方法を紹介します。
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【目次】移動平均投資・レラティブストレングス投資のすべて

序章:低コストインデックス投資信託のバイ&ホールドは儲からない?
想像してみてください
デイトレ、B&Hに代わる次世代の投資法
眠れない夜は二度と御免だ!
移動平均はバイ&ホールドよりも優れている?
世界分散投資が機能しなくなった3つの理由
バイ&ホールドは儲からない?

第一部 移動平均投資法

第一章:移動平均投資とは?
次世代の投資法
移動平均投資法とは
「移動平均」とは?
移動平均投資の具体的な方法

第二章:移動平均投資の威力
移動平均投資の検証:日本株
移動平均投資の検証:先進国株
移動平均投資の検証:新興国株
移動平均投資の検証:日本債券
移動平均投資の検証:先進国債券
移動平均投資の検証:新興国債券
移動平均投資の検証:日本REIT
移動平均投資の検証:外国REIT
移動平均投資の検証:コモディティ
移動平均投資の検証:9資産ポートフォリオ

第三章:移動平均投資で歴史的大暴落を乗り越える
移動平均投資で歴史的大暴落を乗り越える
移動平均投資で1929年大暴落を回避する
移動平均投資で石油危機を回避する
「失われた20年」でも移動平均投資は勝つ


第四章:さまざまな角度から移動平均投資を検証
なぜ「12ヶ月」移動平均を使うのか?
行動ファイナンスによる裏付け



第五章:移動平均投資を実践してみましょう
移動平均投資にベストな証券会社は?
移動平均投資にベストな金融商品はこれだ!(その1)
移動平均投資にベストな金融商品はこれだ!(その2)
移動平均投資で、なぜ外国ETFを使わないのか
資産配分比率を決めよう
「12ヶ月移動平均」を計算する方法
シグナルに従って売買してみよう
年に一回、特定口座の通算損益をチェックしよう
トレードでは感情を排除し、ルールに従え
「トレードでは感情を排除せよ」と言われてもできないあなたへ

第二部 移動平均+レラティブストレングス投資法

第一章:移動平均+レラティブストレングス投資法とは?
必見!レラティブ・ストレングスの驚くべき検証結果
「3-6-12ヵ月」が最強である理由
3,6,12ヶ月リターンを計算する方法


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2010年05月31日

資産配分比率を決めよう


さて、証券会社が決まり、投資する金融商品も決まりました。

移動平均投資を実践するために必要なのは、あと一つだけです。

それは、資産配分比率です。

ポートフォリオの資産配分比率を決める必要がありますが、資産配分比率に答えは存在しません。

そのため、ここでは資産配分比率について深入りせず、移動平均投資ならではの4つのポイントを述べたいと思います。続きを読む
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2010年05月28日

移動平均投資で、なぜ外国ETFを使わないのか

前回の記事、「移動平均投資にベストな金融商品はこれだ!(その2)」では、12ヶ月移動平均投資法で使う投資信託とETFを見てきました。

「なぜ、日本の投資信託やETFよりもコストが低い外国ETFを使わないのか」と疑問に思われた方がいるかもしれません。

今は、多くの証券会社で、外国の取引所に上場されているETFを取引することができます。たしかに、外国ETFには日本ETFよりはるかにコストの安い物がたくさんあります。

しかし残念ながら、外国ETFは12ヶ月移動平均投資法には適切ではありません。その理由を説明します。

1.為替両替手数料コストが高い

外国ETFに投資するには、まず証券会社の口座の中で、日本円をアメリカドルに両替し、アメリカのETFや株を買うための専用口座にお金を移す必要があります。その際には両替手数料が発生します。

アメリカのETFに投資したあと、移動平均投資法による売りシグナルが出た場合には、ETFを売却し、さらに日本円へ戻す必要があります。そうせずにETFを売却した後のお金をドルのままで持っていると、ドルの変動リスクを負ってしまうことになります。

移動平均投資法では年間1回から2回のトレードが発生します。その度に為替両替手数料とETFの取引手数料を支払わなければならないのです。

また、ETFの信託報酬は外国ETFのほうが日本のETFよりも安いのですが、取引手数料は、日本ETFの方が外国ETFよりも安いのです。

楽天証券とSBI証券の例では米国のETFの取引手数料は同じで、以下のようになっています。

1000株まで 26.25ドル
1000株超は1株毎に 2.1セント

取引一回ごとに、最低26ドル(およそ2600円弱)かかるのです。


2.税金手続きが面倒

取引コストが高いというだけでも、外国ETFが移動平均投資法に適さない理由として十分なのですが、さらに外国ETFには税金手続き面でのデメリットもあります。

証券会社には、「特定口座」という、有価証券投資に伴って発生する税金の支払いをほぼ自動的に証券会社が代行してくれる便利な仕組みがあります。これを使うと、自分で確定申告をする必要がなく、証券会社が代行してくれるのです。

しかし、現在のところ、ネット証券では、外国ETFを特定口座に含めることができません。外国ETFの売買によって発生した売却益や売却損、為替の両替によって発生した利益や損失は、個別に自分で管理し、自分で確定申告する必要があります。

できるだけ簡単に手間をかけずに移動平均投資法を行いたい場合は、外国ETFを使うよりも、日本ETFと投資信託を使って、特定口座を利用するのが賢い選択なのです。


以上の理由から、外国ETFは移動平均投資には適さない、と私は考えています。



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2010年05月27日

移動平均投資にベストな金融商品はこれだ!(その2)

先日の記事「移動平均投資にベストな金融商品はこれだ!」では、コモディティ、新興国債券、外国REITへの投資に最適な金融商品を検証しました。

今回は、日本株、先進国株、新興国株、先進国債券、日本REITへの投資に最適な金融商品がなにかを検証します。

日本株、先進国株、新興国株、先進国債券、日本REITにはETFと低コスト投資信託がありますので、どちらかを選ぶ必要があります。


今回の記事は長文ですので、あらかじめ結論を紹介しておきます。

日本株式  :ETF(1306)とeMAXISのどちらでもOK!
先進国株式 :ETF(1680)とeMAXISのどちらでもOK!
新興国株式 :ETF(1681)がベスト!ただし、市場価格と純資産残高の乖離幅に注意!
日本債券  :投資信託(eMAXIS)
先進国債券 :投資信託(eMAXIS)
新興国債券 :投資信託(STAM新興国債券インデックスファンド)
日本REIT  :投資信託(eMAXIS)
外国REIT  :投資信託(eMAXIS外国REITファンド)
コモディティ:ETF(1327)

※この記事は、中央三井アセットマネジメント(CMAM)がeMAXISよりも低コストなインデックス投資信託を販売する前に書かれた物です。適宜「eMAXIS」を「CMAMシリーズ」と読み替えていただけるとありがたいです。

「結論が分かったから、続きは読まなくて良いや!」という方は、ブログランキング応援クリックいただければ幸いです。
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上記の結論に至った理由を知りたい方は続きをご覧ください。
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posted by 市原 at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 移動平均投資法の解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月26日

移動平均投資にベストな金融商品はこれだ!

先日の記事「移動平均投資にベストな証券会社は?」では、ベストな証券会社がどこかを紹介しました。次は移動平均投資を実践するための金融商品を選びましょう。

下の表は、日本株式、先進国株式、新興国株式、日本債券、先進国債券、新興国債券、日本REIT、外国REIT、コモディティについて、投資信託の中で最も低コストなものと、ETFを列挙しました。

List of ETF fund costs.JPG

ちょっとややこしい表になってしまいましたが、一つずつ見ていきましょう。


コモディティへ投資するベスト商品はETF(1327)

コモディティは、信託報酬が1%が以下の投資信託がありません。そこでETF(1327)を使います。


新興国債券へ投資するベスト商品はSTAM新興国債券インデックスファンド

新興国債券については、日本にはETFがありません。そこで投資信託の中で最も低コストなSTAM新興国債券インデックスファンドを使います。


外国REITへ投資するベスト商品はeMAXIS外国REITファンド

外国REITについては、日本にはETFがありません。そこで投資信託の中で最も低コストなeMAXIS外国REITファンドを使います。


さて、これらの他の資産クラスでは、ETFと複数の投資信託があり、その中からベストな金融商品を選ぶ必要があります。

ちょっと長くなりますので、次回じっくりと検証していきます。

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posted by 市原 at 08:14| Comment(2) | TrackBack(0) | 移動平均投資法の解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月21日

移動平均投資にベストな証券会社は?

当ブログをお読みいただいた方は、12ヶ月移動平均投資法がリスクを抑えリターンを向上させ、そしてなんといっても相場が大暴落を起こし世の中の投資家がパニック状態になっているときにも余裕を持って投資を続けることができる投資法であることをご理解いただいたと思います。

ここからは、12ヶ月移動平均投資法を実際にあなたの資産運用に活用する方法を紹介します。

それでは【実践編】の始まりです。


移動平均投資にベストな証券会社は?

12ヶ月移動平均投資法では、投資信託とETFを使います。これらに投資するには証券会社を使うのが最も便利です。最近は銀行でも投資信託を買えるようになりましたが、ETFは証券会社を通じてしか取引することができません。

証券会社には様々な会社があります。数ある証券会社の中で、移動平均投資法に適した買い会社はどれでしょうか。証券会社の条件は次の通りです。

(1)低コストの投資信託を取り扱っている会社
(2)ETFの取引手数料が安い会社

とにかくコストの低い証券会社を選ぶことが重要です。


eMaxsisを取り扱っている証券会社を選ぶ

まず、(1)低コストの投資信託を取り扱っている会社を探しましょう。現在、日本で最も低コストな投資信託は三菱UFJ投信のeMaxisシリーズです。この投資信託を取り扱っている証券会社は、SBI証券、カブドットコム証券、マネックス証券、楽天証券の4社です。

eMaxisシリーズだけを使うなら、この4社のどれを使っても同じですが、投資信託よりも低コストなETFも使いますので、この4社の中から、(2)ETFの取引手数料が安い会社、を探します。

証券会社の取引手数料比較は、以下のサイトが便利です。

http://kakaku.com/stock/stock_result.asp?Tab=T1&Sort=S11

これを見ると、上の4社のうちどこが取引手数料の安いか一目瞭然です。SBI証券と楽天証券です。

まだ証券会社に口座を開いていない人は、SBI証券か楽天証券を選びましょう。この2社のどちらが良いかですが、コスト面では大きな違いはありませんので、別の要素から選ぶことになります。サービス内容やウェブサイトの好み等で決めましょう。

他の会社に既に口座を持っている人は、その証券会社と、SBI証券、楽天証券の取引手数料を比べてみてください。差がありすぎるな、と感じた場合は、乗り換えを検討した方が良いでしょう。

次回は、資産クラスごとに、移動平均投資に最適な金融商品を選んでいきます。

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posted by 市原 at 23:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 移動平均投資法の解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月20日

移動平均投資の方がB&Hよりリターンが高い

これまで見てきたとおり、移動平均投資は、バイ&ホールド投資よりもリスクを抑えることができます。リターンについては、資産クラスによってバイ&ホールドに勝ったり負けたり、まちまちです。

 (ご参考)過去記事で各資産クラスでの移動平均投資の効果を検証しています。
  移動平均投資の検証:日本株
  移動平均投資の検証:先進国株
  移動平均投資の検証:新興国株
  移動平均投資の検証:日本債券
  移動平均投資の検証:先進国債券
  移動平均投資の検証:新興国債券
  移動平均投資の検証:日本REIT
  移動平均投資の検証:外国REIT
  移動平均投資の検証:コモディティ


各資産クラスでは、リターンは勝ったり負けたりま、まちまちなのですが、実際に移動平均投資を行った場合、移動平均投資法の方がバイアンドホールド投資よりもリターンが高くなります。

「こいつの言っていることは論理的におかしい」と思われた方が多いことでしょう。ごもともな指摘です。それでは、移動平均投資がバイ&ホールドよりもリターンが高くなる理由を論理的に説明しましょう。


前述の通り、移動平均投資法は、株式などのリスク資産が下落トレンドに入った時にリスク資産を売却し、その後も続く下落トレンドを回避します。これにより、移動平均投資法は、バイ&ホールド投資法よりもリスクを抑えることができます。

リスクの低い移動平均投資では、バイ&ホールドよりもハイリスク・ハイリターンな資産の比率を高めることができます。そのため、移動平均投資ポートフォリオの方がバイアンドホールド投資ポートフォリオよりも、リスク水準が同じでもリターンが高くなるのです。

例えば、バイアンドホールド投資で新興国株式100%のポートフォリオを持つとリスクが非常に大きくなります。過去記事「移動平均投資の検証:新興国株」で示したシミュレーション結果では、新興国株をバイ&ホールドした場合のリスクは、標準偏差26%、最大ドローダウン−68%でした。運用資産が最大70%下落するようなリスクの高い投資は、一般的な投資家には無理でしょう。

一方、移動平均投資で新興国株式100%のポートフォリオを持った場合のリスクは、標準偏差19.2%、最大ドローダウン−37.9%でした。やはりリスクが高いですが、バイ&ホールドの場合と比べるとはるかに低リスクです。移動平均投資であれば新興国株の比率を思い切って高くすることも可能です。

このように、バイ&ホールド投資だとリスクが高すぎるハイリスク・ハイリターンなポートフォリオでも、移動平均投資であれば投資可能です。移動平均投資では、リスクが高い分高いリターンが期待できる新興国株式などの比率を思いっきり大きくできるのです。

そのため、移動平均投資の方がバイ&ホールド投資よりも高いリターンを狙えるというわけです。

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posted by 市原 at 08:22| Comment(4) | TrackBack(0) | 移動平均投資法の解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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