2010年06月25日

なぜ大手超一流運用会社は複雑な投資手法で負けるのか


バークレイズ・グローバル・インベストメントや、ゴールドマンサックス、そのほか日本の運用会社などでは、数学や物理学の博士号を取得した人材を多く抱え、定量的投資手法を行うファンドを運用させています。このような定量的投資手法を「クオンツ運用」と呼び、クオンツ運用を行うファンドのことを「クオンツ・ファンド」と呼びます。

クオンツ・ファンドは、高度な数学や統計学を駆使して開発された複雑で精密な定量モデルによって運用されます。そして運用会社は、「博士号を取得した人間を多数雇って開発した高度なクオンツファンド」というふれこみでファンドを売り、顧客から高い運用手数料を取っています。

しかし、クオンツ・ファンドの多くは芳しい投資成果を出せていないようです。理由はいろいろありますが、大きな理由は:

(1)似たようなバックグラウンドの人が思いつく定量モデルはどれも似ているため、皆で同じ投資行動をとってしまい、効果がなくなってしまっている。

(2)「通常の市場環境」を前提として精密な定量モデルを構築しているため、リーマン・ショックなど環境が激変する中では、クオンツ・モデルという精密機械が壊れてしまう。

というものです。


彼らは投資のプロですので、移動平均だけを使った投資でも優れた投資成果を出せることくらいは知っているはずです。しかし、彼らは移動平均投資だけを使ったファンドを作ることはありません。


なぜなら、博士号を取得した人間が、会社から莫大な報酬を受け取りながら作ったファンドが、「単なる移動平均ファンドでした」ということは会社が許さないし、彼ら自身のプライドも許さないからです。

その結果、頭脳明晰な方々は、ややこしい高等数学を駆使しているくせにちっとも勝てないクオンツモデルをせっせと作って悦に入っているのです。

私たちは、移動平均という小学校程度の算数の知識だけで計算できる指標だけで、博士号を持った人間の集まりが開発するクオンツ・ファンドよりも優れた投資成績を獲得することができるのです。


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posted by 市原 at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 移動平均投資法の解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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