2010年05月09日

移動平均投資の検証:コモディティ

さまざまな資産について、できるだけ長い期間のデータを使って、移動平均投資の有効性を検証していきます。

検証の前提は、全ての資産で同じです。以下のルールでトレードした場合を検証します。

 月末の価格が12ヶ月移動平均を上回ったら、買う。
 月末の価格が12ヶ月移動平均を下回ったら、売り、キャッシュで保有する

 ※税金、取引コストは考慮しない。


コモディティについて移動平均投資を検証します。検証対象のインデックスにはSPGSCIを使用しました。

下のチャートの実線は移動平均投資、点線はバイ&ホールドを表しています。1974年から2000年前半までコモディティはずっと下落を続けてきましたが、移動平均投資は、キャッシュポジションを取ることで下落局面でも着実にリターンを積み上げています。そして、コモディティが上昇する局面では再びコモディティへポジションをシフトし上昇トレンドを捉えています。

MA simulation commodity.JPG

コモディティでは、バイアンドホールドのリターンが0.5%なのに対し、12ヶ月移動平均投資法のリターンは5.6%となり、リターンを5.1%向上させました。標準偏差では、バイアンドホールドでは23.1%なのに対し、12ヶ月移動平均投資法では17.5%となり、5.6%低下させています。最大ドローダウンでは、バイアンドホールドでは-83.0%なのに対し、12ヶ月移動平均投資法では-30.4%となり、52.7%低下させるという結果となりました。コモディティでは、リターンをあげつつ、リスクを低下させたという結果を得ました。


移動平均投資の勝ち負けは、

日本株式  ○
先進国株式 ○
新興国株式 ○
日本債券  ●
先進国債券 ○
新興国債券 ●
日本REIT  ○
外国REIT  ○
コモディティ○

ということで、7勝2敗となりました。日本債券と新興国債券ではバイ&ホールドの方が移動平均投資よりも優勢となりましたが、その他のほとんどの資産では移動平均投資の方が優勢という結果となりました。

次回はいよいよ、この9資産で構成するポートフォリオでの移動平均投資を検証します。


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posted by 市原 at 07:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 移動平均投資法の解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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