2010年05月07日

移動平均投資の検証:外国REIT

さまざまな資産について、できるだけ長い期間のデータを使って、12ヶ月移動平均投資法の有効性を検証していきます。

検証の前提は、全ての資産で同じです。以下のルールでトレードした場合を検証します。

 月末の価格が12ヶ月移動平均を上回ったら、買う。
 月末の価格が12ヶ月移動平均を下回ったら、売り、キャッシュで保有する

 ※税金、取引コストは考慮しない。


外国REITでは、S&P先進国REITインデックス(除く日本)の円ベースを使って検証しました。

下のチャートの実線は移動平均投資、点線はバイ&ホールドを表しています。移動平均投資(実線)は、相場の上昇を的確に捉える一方、2008年のリーマン・ショックによるバブル崩壊を見事に回避しています。

MA simulation GREIT.JPG

バイ&ホールドはリーマン・ショック前のピークと比較すると未だに半分以下の水準にとどまっています。一方、移動平均投資はリーマン・ショック前のピークに再び到達しようとしています。

リターンはバイアンドホールドの5.7%に対し、移動平均投資では9.5%と、3.9%改善しています。リスクを見てみると、標準偏差はバイアンドホールドが19.9%なのに対し、移動平均投資は12.5%となり、7.4%低下しています。最大ドローダウンは、バイアンドホールドでは-74.7%なのに対し、12ヶ月移動平均投資法では-24.5%となり、50.2%低下しています。

以上のように、外国REITでは、移動平均投資はバイ&ホールドよりもリスクを低下させ、リターンを向上させる、という結果となりました。

今のところ、移動平均投資の勝ち負けは、

日本株式  ○
先進国株式 ○
新興国株式 ○
日本債券  ●
先進国債券 ○
新興国債券 ●
日本REIT  ○
外国REIT  ○

ということで、6勝2敗となりました。

次回はコモディティの検証結果を見ていきます。そして最後に、全ての資産を組み合わせて保有したポートフォリオでの移動平均投資を検証します。


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posted by 市原 at 07:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 移動平均投資法の解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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