2010年05月06日

移動平均投資の検証:日本REIT

さまざまな資産について、できるだけ長い期間のデータを使って、12ヶ月移動平均投資法の有効性を検証していきます。

検証の前提は、全ての資産で同じです。以下のルールでトレードした場合を検証します。

 月末の価格が12ヶ月移動平均を上回ったら、買う。
 月末の価格が12ヶ月移動平均を下回ったら、売り、キャッシュで保有する

 ※税金、取引コストは考慮しない。


日本REITは、東証REIT指数を検証対象としました。

下のチャートは、実線が移動平均投資、点線がバイ&ホールド投資を示しています。移動平均投資法が、上昇相場の局面はしっかりととらえ、相場が下落しはじめるとキャッシュポジションをとり、その後何年にもわたって続く相場の下落を回避していることが分かります。

MA simulation JREIT.JPG

リターンは、バイ%ホールドが年率-4.7%だったのに対し、移動平均投資法では年率6.0%と、10.7%リターンが改善しています。

リスクを見てみると、標準偏差はバイアンドホールドが21.3%、12ヶ月移動平均投資法が13.1%と8.2%リスクが低下しています。

最大ドローダウンは、バイ&ホールドで-70.5%なのに対し、12ヶ月移動平均投資法では-30.4%と、40.1%低下しています。これは、バイ&ホールドでは最大で70%近く資産が下落したのに対し、移動平均投資では30%程度と半分以下の下落で済んだということを意味しています。

日本REITでは、移動平均投資はバイ&ホールドに対し、リターンを向上させると同時にリスクを低下させる、という結果を得ることができました。


今のところ、移動平均投資の勝ち負けは、

日本株式  ○
先進国株式 ○
新興国株式 ○
日本債券  ●
先進国債券 ○
新興国債券 ●
日本REIT  ○

ということで、5勝2敗となりました。


次回以降は外国REIT、コモディティの検証結果を見ていきます。そして最後に、全ての資産を組み合わせて保有したポートフォリオでの移動平均投資を検証します。


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posted by 市原 at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 移動平均投資法の解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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