2010年05月04日

移動平均投資の検証:先進国債券

さまざまな資産について、できるだけ長い期間のデータを使って、12ヶ月移動平均投資法の有効性を検証していきます。

検証の前提は、全ての資産で同じです。以下のルールでトレードした場合を検証します。

 月末の価格が12ヶ月移動平均を上回ったら、買う。
 月末の価格が12ヶ月移動平均を下回ったら、売り、キャッシュで保有する

 ※税金、取引コストは考慮しない。


外国債券について12ヶ月移動平均投資法の有効性を検証します。検証の対象には、シティ世界国債インデックス(除く日本)円ベースを使用しました。

下のチャートは外国債券インデックスを保有し続けた場合(バイ&ホールド)を点線、移動平均投資法を使った場合を実線で示しています。一見して分かる通り、移動平均投資(実線)は、インデックスが下落する局面を回避し、上昇トレンドには乗る、ということに繰り返し成功しています。

MA simulation international bond.JPG

具体的なシミュレーション結果は次のとおりです。リターンは、バイ&ホールドが年率4.7%、移動平均投資は年率5.1%と、0.4%上回っています。リスクでは標準偏差は、バイ&ホールドが10.8%、移動平均投資は8.4%と、移動平均投資は2.4%リスクを減らしています。最大ドローダウンでは、バイ&ホールドはー31.1%なのに対し、移動平均投資はー18.1%となり、12.9%改善させています。

外国債券では、12ヶ月移動平均投資法は、リターンをほとんど損なわず、リスク水準を大きく下げるという結果になりました。

次回以降は新興国債券、日本REIT、外国REIT、コモディティの検証結果を見ていきます。そして最後に、全ての資産を組み合わせて保有したポートフォリオでの移動平均投資を検証します。

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posted by 市原 at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 移動平均投資法の解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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