2010年05月03日

移動平均投資の検証:日本債券

さまざまな資産について、できるだけ長い期間のデータを使って、12ヶ月移動平均投資法の有効性を検証していきます。

検証の前提は、全ての資産で同じです。以下のルールでトレードした場合を検証します。

 月末の価格が12ヶ月移動平均を上回ったら、買う。
 月末の価格が12ヶ月移動平均を下回ったら、売り、キャッシュで保有する

 ※税金、取引コストは考慮しない。


今回は日本債券を検証します。データは野村BPIを使いました。

まず、チャートをご覧ください。実線が移動平均投資、点線がバイ&ホールドです。1998年までは移動平均投資(実線)がバイ&ホールド(点線)を上回っています。しかし、それ以降は点線のバイ&ホールドのほうが移動平均投資(実線)よりも優勢です。

MA simulation japan bond.JPG

具体的な数値を見てみましょう。

リターンはバイアンドホールドの4.3%から、12ヶ月移動平均投資法では4.1%と、リターンが0.2%低下しています。

リスクを見てみますと、標準偏差はバイアンドホールドの3.4%から12ヶ月移動平均投資法では3.1%と0.4%改善しています。最大ドローダウンは、バイアンドホールドが-6.4%、12ヶ月移動平均投資法が-6.0%と0.4%改善しています。

日本債券については。移動平均投資は、若干のリスク低減効果はあるものの、リターンを低下させたという検証結果となりました。

これはなぜかというと、日本債券がリスクの低い、安定的に上昇する資産クラスだからです。移動平均投資が日本債券を売却しキャッシュを保有している間にも、日本債券は上昇してしまい、移動平均投資はその上昇を逃してしまうのです。

日本債券については、移動平均投資をするよりも、ホールドしっぱなしのバイ&ホールドの方が有効である、といえます。

残念ながら、移動平均投資は全ての資産で有効な万能の武器、というわけではありませんでした。

次回以降は先進国債券、新興国債券、日本REIT、外国REIT、コモディティの検証結果を見ていきます。そして最後に、全ての資産を組み合わせて保有したポートフォリオでの移動平均投資を検証します。


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posted by 市原 at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 移動平均投資法の解説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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